面接の場で聞かれることは、2つのことしかない。〜「自己紹介」と「志望動機」を伝えれるようになろう〜
(2018年7月21日追記)
(2018年1月追記)
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就職活動の面接の中で聞かれることは、基本的には2つのことです。
1つは「自己紹介」で、もう1つは「志望動機」です。
この2つを聞くために面接がある、と言っても過言ではないくらいです。
逆に、それ以外の質問は、結局はこの2つに帰着します。
「自己紹介」と「志望動機」というこの2つの質問に帰着しない質問は、本質ではないため、差がつきません。
例えば、面接でよく聞かれる2大質問は、
「学生時代に一番がんばったことはなんですか?」と、
「あなたの人生の中で、最も大きな挫折経験はなんですか?」
という質問です。
最も多いこれら2つの質問を要約すると、「あなたのことを教えてください」ということです。要するに「自己紹介をしてください」を細かく分けた、ということです。
企業が受けている学生を落とす理由は、2つ。
1つは「知らない」で、もう1つは「合わない」です。
面接を一定レベル通過する人の特徴としては、1つ目の理由である「知らない」を最大限なくしている人です。
企業側というのは、採用に莫大なコストをかけているわけですから、学生のことを適切に知りたい。
逆に言うと、「この学生がどういう人なのか知らない」という状態の学生を採用することは、大きな損失を生むことにつながり得るので、そのリスクを最小限にするために、「知らない」状態の学生から順に切っていきます。
落とした学生の中に優秀な人がいるかもしれないけれど、リスクという面で考えると、「知らない」あるいは「知ることに時間がかかりそう」だと判断した人から順に、落としていくのは極めて妥当な戦略となってきます。
そして、その「知らない」というギャップをきちんと埋めていくために、「自己紹介」というものがすごく大切になってきます。
強み弱みとかもそう、自己PRもそう、学生時代にやっていたことも全部そうです。
あなたがどういう人なのか、ということを適切に相手に伝えるための「自己紹介」を磨くんですね。
自己紹介を磨く方法の本質は、絶対に「自己分析」です。
自己分析についての記事は以前も書きましたが、自分自身についてどれだけ客観的に言語化できるか、ということです。
あなたという人間が、いったいどんな人で、どんなことに喜びを感じて、どんなことに対して頑張れて、価値観のベースは何で、その価値観ができた原体験は何で、学生時代にどんな壁を乗り越えてきていて、ということをあなたの言葉で語るんです。
逆に、きちんと自己分析ができていて、適切に相手に伝えられるようになった段階では、面接であっても一定レベル以上の段階までは確実に進めるようになります。
特に、1次面接ないし2次面接くらいまでは、ほとんど落ちない。
なぜなら面接の初期段階では落とすための面接であるのに対し、落とす第一条件である「知らない」(あるいは分からない)という状態がほとんどなくなるからです。
志望動機については、また別の機会に書きたいと思います。
今回はここまで。
ありがとう。
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【追記】
志望動機について、書いた記事です。