ライフ・シフト という生き方。 〜年金は、破綻しないのでは?説〜
2018年に生まれる赤ちゃんの2人に1人は、100歳を超えて生きる、という。
今年(2018年)の元旦特集で、GLOBEという朝日新聞が運営するメディアの中で、書かれていた言葉です。
いま、医療やら介護やら年金やら、色々な社会問題が、今の日本国を包み込んでいると感じています。おそらく、多くの人はそうでしょう。
ただ、それらは何かこう漠然としているもので、どこに向かっているのかわからない、という世の中なのだと思います。
例えば、高齢者医療で言うならば、かつては「めでたい」とされた長寿が、現在は「長生きリスク」とされている。
そんな時代です。
世界的ベストセラー「ライフ シフト 100年時代の人生戦略」の著者のリンダ・グラットンは、
「教育・仕事・引退」という従来のステージに変わり再教育を受けたり、転職したりを繰り返す「マルチステージ」の人生を提案しています。
つまり、人々にとっての「人生」というものが、変わろうとしているんです。
人生が変わるということは、今日の生き方が変わるということです。
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予言。(というか自明ですが)
— Yuttie (@zoktotuya) 2018年2月1日
今後、あらゆる製品やサービスのキャッチフレーズが「人生100年時代」になるはず。
これからのキーワード。
人生100年時代、備え厚く 「長生き年金」相次ぐ:日本経済新聞 https://t.co/4ZcEK6ZLwI
先日、日経新聞に「長生き年金」の特集がされていました。今の時代に即した、新たな年金の仕組みの導入についてです。
その記事で書いてあったことは、年金受給開始を遅らせれば遅らせるほど、トータルでもらう年金受給額が増える、というものです。
もはや年金とはなんぞや。。
— Yuttie (@zoktotuya) 2018年2月1日
> 長寿対策で有効なのは繰り下げだ。1カ月遅らせるごとに年金額は0.7%ずつ増え、最も遅い70歳を選べば42%多くなる。65歳からしばらく無年金でしのぐ必要はあるが、長生きすれば有利だ。
年金戦略 カギは繰り下げと厚年加入:日本経済新聞 https://t.co/j6a9tHs1Za
と、なると、年金という仕組みに依存しないためには、
— Yuttie (@zoktotuya) 2018年2月1日
① 年金以外で、収入源を担保する。もしくはそのようなサービスの台頭
② 働いて、収入を手に入れられるだけの健康的な生活を担保する。もしくは、そのための製品の普及
のどちらかが流行るはず。
しかし、それって本当に本質的なの?という僕の疑問。答えはありませんが、一定の仮説はあります。
このままの流れで行くと、年金が破綻することはありません。
だって、受給額を調整し、受給開始年齢が後倒しになるだけです。
最近、「働き方改革」というテーマに合わせて、シニアの労働環境について、色々な話題を目にするはずです。
人材会社を中心に、民間企業もそれを促進しようとしているはず。
「シニアの経験を活かして」という切り口から、「プロジェクト単位で参画」という切り口、
あるいは行政(要は国)が大々的に「70歳まで働ける企業!」というプロモーションも行なっています。(それを売りにしたPRをする民間企業もありましたね。)
これからの企業戦略は、toB / toCを問わず、この「ライフ・シフト」を中心にした打ち出しをいかにするか、というところにかかっています。
「良く生きる」にひもづく形で、あらゆるサービスが展開されて行くはず。
さて。
いま20代の僕らの40年後、どんな未来が待っているのでしょうか。
何かしら、一つでもいいから、作る側で関わっていたいなあと思ったりします。