とあるクライアントの「経営方針発表会」に参加して来ました。
「いらっしゃいませ。本日はお越しいただき、ありがとうございます。」
という大きな声で、何十人もの社員の方に迎えられ、会場へ足を踏み入れました。
昨日は、とあるクライアントの、2018年「経営方針発表会」に招待されていってきました。
ずっと社長とやり取りをしていた中で、ほとんど初めてと言っていいくらい、多くの社員の方にお会いすることができ。
とあるホテルというか会場を貸し切って行われたその催しものが、実は毎年恒例で行われているのだという。
最寄駅からその会場へはバスが出ていて、バスを降り、
その企業にとってのお得意さん先一同で、会場へ入るとき、冒頭のように迎えられました。
社員の方の出し物から始まり、各事業部の業績発表、
そして、社長による昨年の業績と、今後の取り組みについて、発表がありました。
各銀行をはじめ、お得意さん先一同が何十人と来ていらして、
ああ、地元で何十年も商売をしていると、こういう信頼が積み重なるのだなあと感じました。
ちなみに、僕らが社長と一緒に新規事業として取り組んでいることは、その企業の社員の方は誰も知りません。
定期的に会社に訪問をし、社長と打ち合わせを重ねている(もう、半年になります)ことは薄々と広まっているようで、営業部の方から名刺交換をされました。うっすらと話は聞いているそうです。
ただ、具体的には、何も発表がなされていない中で迎えた昨日。
「2018年の新たな取り組み」と題して、いくつかの方針が発表されていき、最後に、
「そして、プロジェクトXも取り組んでいます。まだ、発表することはできませんが、来年のこの場所で、お伝えできるように頑張ります」と社長。
会場の前の舞台のプロジェクトには、大きく、
「社内コード ”プロジェクトX”」
というプロジェクト名が映し出されていました。
僕らが取り組んでいるものは、社内コードで「X」と呼ばれているらしいです。
これは何としても、今年で形にしなければ。
という、大きな期待と、そしてプレッシャーとを感じた瞬間でもありました。
いま、自分がやっているのは、家族に語れる仕事か?
その企業は、オーナー社長ということもあり、社長の意思や思いが、強く社員の考え方や取り組みに反映されているということも、知ることができました。
社員の方がなんども「社長の想いを形に」とか「バトンを繋いで、次世代に」などとおっしゃっていて。
僕らが取り組んでいるものが、きちんと形にすることができた暁には、
社員の方が「うちの会社って、こういうことをやっているんだ!」
と、家族に語ることができるような。そうなったらいいなと、むしろ、そういうものを作り上げたいなと、そんなストーリーが見えた気がしました。
いま、自分がやっている仕事が目の前にあって、そして、それは家族に誇りを持って語ることができるものなのか?
という問いかけは、ずっと持ち続けてありたいなと思うんです。
自分自身への問いかけとして、持ち続けていたいですね。
その会の締めで(実は、2次会で懇親会があったのですが、1次会の締めとして)
ゆずの「栄光の架橋」
を全従業員が歌うというワンシーンがありました。
社長自身のストーリーが反映された歌だと思うのですが、ああ、こういうものに共感する社員が、この会社にジョインしてくるのだなあと。
みんな、泣いているんです。歌いながら。
会社の創業期って、こういう感じなのだなあということを痛感しつつ、
僕自身が経営者になるわけでも、なりたいわけでもないけれど、こういう体験をさせてもらえる今の仕事はいいなと思いました。
(その会社は「創業期」と呼べる年数ではないのかもしれないけれど、会社のタイミングで言うと、きっと新たな創業期なのかもしれません。)
2次会の懇親会を終え、その後に打ち合わせをし、社長自らの車で、最寄駅まで送っていただきました。
素敵な1日を、ありがとうございます。
いい体験をいただきました。
いい景色を、一緒に見たいです。
共に咲きたいですね。