大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

就活について、改めて思うこと。〜誰かに「答え」を求める就活はしない〜

 

「就職活動」のカテゴリーの中で、以前に書いたこの記事が、結構読まれているらしく。

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久しぶりに読み返してみて、ああなるほど、と。

いくらか思ったことがあるので、書き加えておきたいものを書きつつ。

 

自分のことを、自分の言葉で語れるようになること

上の記事の中でも書いたのですが、就活において、100社にエントリーをし、その100社落ちるというのは、実はわりとありがちなことなんだなと。

というのも、有名企業(学生の多くが知っている企業ということ)を並べて上から順に受けていくと、100社なんてあっという間に出尽くします。

 

その就活の仕方が良いとか悪いとか、本質はそういうことではないと思っていて。(まあ、いろいろ言いたいことはあるけれども)

別に知っている企業を上から順番に受けていくこと、それもまた就活です。

 

かくいう僕も、いろんな業界を横に並べて、各業界を上から順番に(知っている順にということです)エントリーしていきました。それで大体30社くらい。

実際の選考に乗っていないところ、つまりは自分で辞退したところもわりとあるけれども、それは実際に自分がエントリーをしてみたあとの実感値で合うか合わないかを判断してのことです。

 

そういうと「志望動機はどうしたんですか」とか、「就活の軸は?一貫性がないんですね」とか言われるけれども、そういうことではない。

そんなことは、正直どうでも良い。とまではいかないけれど、一番最初に来る本質的なものではない。

と僕は思っています。

 

就活というのはまず、あなた自身のことを、あなた自身の言葉で語れるようにすることです。

あなたの言葉で、相手に伝えられるようにすること。

全てはそれからです。

志望動機やら何やらは、その先にきちんとついてきます。

 

自分のことを、自分の言葉で語るということは、実はそれほど簡単なことではない。

なぜならば、あなた自身について、あなたのことを何も知らない相手に伝わるように話すということは、そしてある程度きちんと知ってもらうということは、あなたが思っている以上に難しい。

(少なくとも僕は難しかったし、正直今でも難しいと思っている。)

 

面接では一貫して、

「あなたという人間は、どういう人ですか?」

という質問が色々な角度から飛んで来る。

それに対して、ひとつひとつ的確に打ち返していくこと。

 

以前に、面接の場では「自己紹介」と「志望動機」を語れば良い。という記事を書きましたが、要はそういうことです。

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本当に就活というのは、その2つをきちんと伝えられるようになれば、ほとんど終わりです。

そしてそのためにはまず、「あなた自身について」きちんと理解し、それをあなたの言葉で伝えられるようにすることなんですね。

 

「自分」というベースの上に志望動機はある

まずは、あなた自身がどういう人なのかについて、ちゃんと知る。

その上で、志望動機を考える。

間違っても志望動機ありきの自己分析をしてはいけません。(都合よく自分という人間をでっち上げてはいけない、ということです。)

多くの学生は、まず行きたいところを考えて、それに合わせた自己紹介とか自己PRを作り出したりする。

本当に多くの人が、逆のことからするんです。

 

別に良いですよ、行きたい業界、憧れの企業。

そういったものは、誰にでもある。それは別に構わない。

でも、それ「ありき」の自分になってしまうと、それはまた話が違う。

自分というベースがないのに、どうしてその自分が行きたい企業が語れますか、とうことです。

 

ちゃんと自分のことを知っていくと、その先にやりたいこととか、あるいはその要素というものが出てきます。

それを見逃さずに、丁寧に汲み取っていく。

そうやって自分にとって大切なことを言語化すること。

志望動機は、あなたにとってのやりたいことと、実際にある企業とのすり合わせでしかない。

と僕は思っていますし、僕自身の就活ではそうしてきました。あくまでも僕自身は、ということですが。

 

誰かに答えを求める就活はしない

あと、僕がこうしていろいろ書いたりしていることは、わりと以前から僕が一貫して、同世代や後輩にあたる就活生に言っていることなんだけれども、そういうことを話すと、「じゃあ、これであってますか?」という話になるんですね。どうしてだか。

例えば、「この自己紹介であってますか?」とか、「この自己PRでどこそこは通りますか?」とか。

 

ぶっちゃけ、そんなことは知らん。

(と、言いたいw)

 

まずは自分を知る「自己分析」が大事。

自分の軸を言語化する。

ESは(面接も)伝わる言葉で。

というようなことを繰り返して話すのですが、それに対して、「じゃあ、これはあってますか」というように、答えを求めて来るのは、どうなんだろうと思うんですね。

 

もちろん、その気持ちは大いにわかる。

なぜなら、就活というのは、どこまでいっても明確な答えがないものだから。

終わりがないからこそ、どこかに線引きをしたくなるのもわかるし、多くの学生にとって「自分」という人間は何も根拠がなく、何も根拠を持たないままに就活に臨むからこそ、答えが欲しいというのもわかる。

 

でも、外に答えを求めようとすることは、やっぱり違う。

そもそもその姿勢では、かなり厳しい。

重ねますが、そもそも「答え」がないからこそ、だからこそ、自分なりの「答え」を自分の頭で考えて、自分の言葉で語るんです。

 

他人が書いた志望動機や自己PRを真似るのもまあ自由ですが、そんなことは話をすれば一瞬でわかる。

小手先のノウハウでは通用しないし、そもそも、あなたはそれでいいんですか、と言いたい。

しんどいけれども、苦しいけれども、自分なりの「何か」を掴むのが、就活なんじゃないかなと。

僕はそう思っています。

 

結局は、あなた自身が今までどう生きてきて、あなたはどういう人間で、そしてこれからどう生きていきたいのか。

ということだと。

僕自身こうしていろいろと偉そうに書いていますが、そんなことは全くなくて。

未だに、そしてきっとこれからも、自分なりの「何か」を求めるのだと思っています。

 

長くなってしまいましたが。

ここまで読んでくれて、ありがとう。

僕のブログを読んでくださっている方で、何か言いたいことがある方(あるいは話したい方)は、本当に気軽にコメントもしくはメールをください。

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いつも、読んでくださって、ありがとう。