「学歴は関係ない」は嘘。これからますます「学歴」の社会になりますね、という話。
今朝の日経新聞に載っていた記事。
名古屋大学と岐阜大学が法人統合の方向で話をしているという。
これはわりと革新的。
— Yuttie (@zoktotuya) 2018年3月23日
特に旧帝大の一校が踏み出したのはでかい。
どこが糸を引いているんだろう。。
めちゃくちゃきになる
名大・岐阜大が法人統合協議 大学の本格再編促す:日本経済新聞 https://t.co/l2rnCbhsyB
これはつまり、一つの法人(運営組織ですね)が、複数の大学(今回の場合は名古屋大学と岐阜大学)を運営する、というもの。管理部門の統一ですね。
大学も、サービス(研究や教育)の提供により、お金と人(教員、および学生)を集め、経営をしていくという意味では、民間営利団体と同じくらい熾烈な市場競争内にあるわけです。
特に私立大学は数が多い(全大学の8割を占める)ため、より差別化を図っていかなければ、生き残りができないわけです。
ということで、旧帝大の一つである名大がこの一歩を踏み出したということは、日本の大学という高等教育において、かなり革新的な動きだと僕は思うんです。
今後、大学がどのように生き残り戦略を図っていくのか?というところは、また別の記事で書くとして。
ここでは、僕の2つの予言(というか予想)を書きたいと思います。
大学の圧倒的な減少の予言
今後、大学は圧倒的に数が減っていきます。
そもそも、こんなに大学は必要ありません。分不相応な大学が多すぎる。
生き残りを図ると書きましたが、そもそも無理な大学も多いです。
それはきちんと気づいている人は気づいているでしょ?という話。
まずは、私立大学。次に国公立大学も減少の方向に進みます。
みなさんが思っている以上に、早い時代にそうなるはずです。
なぜならば、それが自然の摂理だから。
少なくとも、戦後の高等教育として大学が位置付けられていたくらいの規模感に落ち着くまでは、現象の一途を辿ると僕は予想します。
特に各都道府県に位置付けられている国立大学も、各地域に1〜2つ、全国で20〜30大学くらいまでは減っていく方向に進むのではないかなと。
「医学部」と「教育学部」という機能を残して、あとは研究機関として。
ちょっと過激かな?
でもね、大学運営に携わっていらっしゃるみなさん。
薄々気づいていらっしゃるかと思いますが、規模だけ大きくなった組織は、いずれ市場に求められなくなりますよ?という話です。
「学歴は関係ない」は嘘。学歴社会はまだまだ続きます
数十年前から「今後、学歴は関係ない時代になる」と言われ続けていますが、それは嘘です。
僕らの親の世代から「学歴社会は終わった」と言われ続けているわけですが、結局、社会の本音は「学歴社会」なわけで、周りを見渡すと、一目瞭然じゃないですか?という話。
学歴社会がなくなることはありません。
ただし「学歴社会は終わった」というのは、これから先もずっと言われ続けます。
何故ならば、いわゆる「高学歴」と呼ばれる「国公立上位10校」+「医学部」+「有名私立大学」の全ての人数を足し合わせても、全体の2〜3%にしかならないわけで
残りの97%の人たちに向けて、「学歴社会は終わった」と言い続けるわけです。
極論に見えますか?
タブーかもしれませんね。
ですが、このブログを読んでくれている10代の人がいるならば、やっぱり僕は「きちんと勉強をしておいたほうがいい」と伝えたい。
あの頃の自分に「勉強について」を語ろうと思うならば、やっぱり「やっておいたほうが、はるかにいいよ」と伝えたいです。
人は、誰かの話を有難がって聞くとき、その誰かというのは2つしかありません。
1つは、自分より頭のいい人。
もう1つは、自分よりお金持ちの人。
未来永劫、この仕組みは変わらないという前提のもとでいうならば、人生の中でいくつか押さえておくべきターニングポイントがあるとするならば、
最初は大学受験。次に、就職。
この2つです。
いま、10代のあなたがこのブログを読んでいるならば、やっぱり勉強はやっておいたほうがいいです。
僕は、いい大学に行けば人生が成功だとか、そんな次元の話をしているわけではありませんよ。
いい大学に行けば、必ずしも幸せな人生を送れるとも思いません。
本当に幸せな人生とは、自分自身で考え、人生を選択していけることだと僕は思うからです。
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普段とは逆のことを書いているように見えるかもしれませんが、そうではない。
それが社会の本質だと僕は思っています。
翻って、自分自身が「いま、この瞬間」からどうするか?ということ。
他人事ではありません。
大切なことは、自分自身の「サイズ」を知ること。
器ですね。
大きいか小さいかではなく、いかに自分のサイズをわかっていて、
それを踏まえて、自分はどうするか?を考え続けることだと思っています。
だから今、僕はここに立っているのだと思う。
まだまだ、いきます。
いつも、ありがとう。