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大人の少年で、僕はありたい。

大学で学問やっています。4年生。主に物理学。趣味は読書と、手紙を書くこと。好きなものは、雨の日とカフェオレ。人材業界に就職する新卒です。

即席でビジネスモデルを考える役員面接の話。 〜悩んだ末に決めた、僕が進むべき道と、後輩たちへのメッセージ〜

就職活動

 

僕が就活で、某大手IT企業を受けた時のはなし。

前に「我が社の事業をもっと調べてください」と言われ続けて、最終選考まで進んだ話を書きました。 

yuto.hatenadiary.jp

 今回は、その続きを。

 

最終役員面接の前に、リクルーターの方と話をし、不安点はない?とか聞かれたりしました。僕の評価ポイントと、期待されていることも。

改めて、我が社の事業について調べて臨んでね、とも言われた。笑

あと、そのリクルーターの方には、もしかしたら最終面接は英語かもしれないから、英語で聞かれたら英語で答えてね、と言われ。(それまでは普通に日本語だった)

 

え、そんなことある?僕、日本人なんだけど。いや、英語!?

どうしよう。日本語で書いた志望動機と自己PRを、ネイティブの友人に頼んで英訳してもらって、それ覚えて臨もうか。。でも、それわりと面倒だなぁ、、

などということも考えたのだけれど、結局、受かっても落ちてもどっちでもいいや、と思い、何の対策もせずに最終に臨みました。

 

ちなみに、最終面接の前の課題?があって、配信されるムービーを見てね、というものと、もう一つは、社長(有名な人。みんな知ってる)が書いた本を読んで、その課題に対するエッセイを書いて、事前に提出してください、というものがあった。

それが評価に加わるのかはわからないけれど、結構重めの内容だったので、おそらくは見られる。

本を買おうかとも思ったのだけれども、そこまでするモチベーションもなくて、企業のHPを見て、その課題のエッセイを書いて提出しました。

僕以外で最終選考まで進んだ人で、実際に本を買って読んだ人ってどのくらいいるのでしょうか。

 

役員との対話の中で、即席でビジネスモデルを考える面接

さて。最終の役員面接です。

本社に呼ばれ、ザ・IT企業という感じの、すごく綺麗なオフィス(半端なく大きくてかっこいいオフィス。受付の人はすごい美人でした。英語ぺらぺら!)にテンションが上がって、面接に臨みました。

ちなみに余談ですが、その日の予定は午後からその企業の面接だったので、お昼頃はずっと本社隣の大きく綺麗な本屋さんで本を読んで過ごしていました。

コーヒーもランチも美味しかった。街自体が本当にオススメなので、行ってみたい方はぜひ、僕に連絡をください。笑

 

役員は普通に日本人で、かつ日本語での面接だったので、そこは一安心。

仮にあれが英語だったら、どうなっていたんだろう。

 

どんなことを聞かれたか。

普通の質問(がんばってきたこととか、志望動機)は一切聞かれず、いろんな対話をした記憶があります。IT業界の未来とか。

この企業に限ったことではないですが、やっぱり役員面接の場では、普通のことは聞かれない。それはそれまでの選考で聞くし、仮に聞かれたところで全部答えを持っているわけですから、そんな当たり前のことは聞かないんですよね。

 

一番印象に残っているのが、

「じゃあ、うちはIT企業なんだけれども、ITでビジネスをすることの利点とか強みを、思いつくだけ挙げてみて」

という質問。

 

おー、変化球来た。。

僕、ITビジネス全く知らないし、あんまり興味ないって言ったんだけどなぁ、と思いつつ、まあIT企業だから当然の質問かと思い、その場で挙げていきました。

例えば、「人件費がかからない(コストが抑えられる)」「プロトタイプがたくさんつくれる(こっちもコストが抑えられること)」「現代の人々の生活インフラになっている」とか。あとは何を話したっけ。

 

挙げている途中で、

「いま君はIT事業の強みを10個挙げたけれど、まだある?」

と言われ。

そこからさらにもういくつか出したあと、それらすべてをメモしていた役員が、

「じゃあ、今挙げたものでリアルなビジネスを作るとしたら、君はどうする?」

と。

 

一瞬、「ん?どういうこと?」と思ったけれど、要するにビジネスモデルをこの場で作れ、ということなんだと。

僕はその場で役員と、自分が挙げた要素をまとめて、そのそれぞれの場合のビジネスモデルを即席で作っていく。

という、何とも不思議な面接をしました。

 

例えばですが、僕が話したことでいうと、

「ITだと人件費がかからないうえに、プロトタイプをいくらでも作れる。例えば10個のサービスのプロトタイプをつくって、それを同時で走らせる。その中で1つでもマーケットインできそうなものがあれば、そこで初めてリソースを投下する。

企業内でそのプロトタイプが出てくる仕組みづくりと、マーケットインできそうな時にそれをグロースさせられるリソースを投下できる組織づくりをすること。ビジネスモデルはやってみないとわからないから、僕はそちらのほうを先に優先したい。」

とか。

あとは、

「ITが人々の生活に不可欠になっている時代だけれども、だからこそリアルな場の価値が高まっていると思う。御社がやっているサービスの中でも、リアルとの接点を作って行くことが、結果的に企業の価値になるし、掛け算になるのでは」

とか。確かこんなことを話していた。もうちょっと深掘りしたかも。あとは何を言ったんだったか。

僕が話したことに対して、役員がその場で返して、それをまた即席で打ち返す、みたいな会話をしました。時間にして確か1時間半くらい。

 

脳みそフル回転の面接でした。こんなに疲れる面接は久しぶりのことで、やっぱりすごい企業だなぁと思いつつ。初めての経験だったので、面白い役員面接でした。

最後は、その企業の今後、みたいなことを話していらっしゃっいました。これから先が楽しみだなぁ。

 

初めての面接すぎて、終わったあとに振り返ってみても、受かったとか落ちたとかは、全然わからないなと。

ただ、会話がきちんとハマっていたこと。きちんと自分の頭で考えて、その場のお互いの呼吸を見ながら対話をしていたこと。問われたことに対して的確に(と自分では思っている)その場で打ち返せたこと。

それらを考えると、受かるんじゃないかなと思いました。実感値として。

その時点で僕は確か、他の企業の内定をいくつか持っていたので、受かっても落ちてもどっちでもいいと思えていたことは、結構気楽でした。

 

入社までにTOEIC800点とってね、とさらりと言われた

そんなこんなで、その企業には普通に受かりました。

もらったフィードバックを振り返ってみても、役員面接までの評価もわりと高かったとのことで、結果的に良かったなぁと思いつつ。

 

ただ、ひとつびっくりしたのが、内定の電話口で人事担当者に「きみ、TOEICとかTOEFLって何点?」と聞かれ。

確か、エントリー時のESにそれらの点数を記入する欄があったのですが、僕は受けたことがなかったので、空欄で出した記憶があります。

英検なら高1の時に2級受かりましたよ、と言いたかったけれど、さすがに大昔のことすぎて、言えなかったw

受けたことありません、というと、ドン引きされた。。そんなに驚かなくても、、

 

え、この企業って、そういう会社?それ求められるなら、最初に言ってよ、、

と思ったのですが、そう言えば筆記試験に英語も入っていた記憶だし、それをパスしているので、ということでしょうか。ESにも点数を書く欄があったし。。(空欄で出したけど。。)

 

早急に、まずはTOEICを受けて欲しい、との旨を言われ、とりあえず入社までにTOEICで800点取ってね、と。

 

800点!?

受けたことないって言った僕の話聞いてました?みたいな。笑

英語なんて、もう2年くらい触れてもいないのに、無理でしょ、っていう。

まあ半年間がっつりやれば、700点〜800点くらいは行くんだろうけども。はぁ。

  

悩んだ末に決めた、僕が進むべき道と、後輩たちへのメッセージ

結局僕はここに内定をもらって、一月近くは待ってもらいながら、いくつかある中から自分が進む道を考えました。

魅力的ないい企業だと思ったけれど、そしていろんな大人にはこっちがいいんじゃない、とも言われつつも。

自分の10年後の市場価値とか、今後の社会の中で求められている力とか、将来やりたいこと、今までやってきたこと、そして何よりも僕自身がどんな風に生きていきたいのか。

いろいろな要素を全部、それぞれの長所も短所も、僕の気持ちも、同じ風呂敷のうえに広げて見て、その上で僕自身がどう思うのか。

ということを一月考えました。でも、正直、何が正解かなんて、わからない。自分で選んだ道を、正解にするしかないんです。

 

最後は、直感。

 

最終的には、この企業に対して僕自身にそこまでのモチベーションがなかったこと。

また、別に内定をもらっていた、HR業界の企業に行くことを僕の直感が訴えたこと。を信じて、ここは内定を辞退しました。

ここの担当の方も含め、いろんな人にいろんなことを言われたけれど。笑

今となってはすごく大切な財産になっています。

 

振り返ってみると、もともとは気軽に受けた企業でしたが、結果的にすごくいい経験をさせてもらったなと。

僕自身の中で、これほど社会的に大きな影響力を持っている企業の選考を進めたこと、実感覚としてその経験ができたことは、大きな財産です。

この選考を通して、僕自身もすごく成長することができたし、いま僕が接している大学生の後輩たちも、この企業の話を聞きたがったりもしていて、ひとつ僕が後輩たちに伝えられるメッセージでもあるのかなと。

僕でも、受かるんです。

そもそも受けなきゃ受からないし、何よりも、君たちはもっと大きな可能性がある。

そこに受かってすごいですね、とか、そんな話ではない。世界は、もっと広い。もっともっと、自由に。

就活をするならば、本当に行きたいと思える企業を見つけて欲しい。

仮にその企業に行こうが行かまいが、そんなことはどっちだっていい。自分の未来は、自分で切り開くんです。

そして何よりも、本当に行きたいと思える未来、本当に望む生き方を掴んで欲しい。

僕はそう、思います。

 

と、これが僕のIT企業を受けた話です。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれて、ありがとう。

 

 

<追伸>

こういう煙に巻くような話し方は、本当はあんまり好きではないんですが。。

中学生でもわかる言葉で言うと、要するは何?

ということなんだと思いつつも。。