大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

今、あなたの会社が接する若者は、イケてる?イケてない?

いわゆる中小企業が「優秀な学生を採りたい!」という場合、ほとんどの場合は「人の魅力で採用」するべき。

どれだけ素晴らしい企業理念で、社会貢献をしていて、売上も右肩上がりで、ビジネス的に「いい会社」であったとしても、優秀な学生を採用するには「会社の魅力で作用」よりも「人の魅力で採用」ということになってしまうし、また、ほとんどの場合は、そうすべきである。

 

何故ならばでいうと、よほどの大企業でもない限り、あるいは、よほどのメガベンチャーでもない限り、受けて来る学生が「企業の魅力」を伝えたい側(企業側)の熱量と同じ尺度で理解し、

「御社は他社よりも業界的にこういう優位性を持ち、ここが魅力的である」ということを深度を持って捉え、企業側と合意形成をするというのは、すごく難しい。

人事の魅力?企業の魅力? 「自分より優秀な人を採用しろ!」は本当か。 - 大人の少年で、僕はありたい。

 

以前同様の内容の記事を書いたが、僕は「企業の魅力で採用するな」と言っているわけではない。

ただ、自分たちのレベル感をきちんとわきまえた上で、受けて来る学生や欲しい人材に対し、何が一番刺さるのか。届くのか。ということを考えると、自ずと見えて来るのではないか?という話である。

 

仕事柄、まだ1年ほどではあるけれど、僕は(ありがたいことに)いろんな企業の人事や役員とお会いする機会があって、すごくいいなと思う中小企業だって、たくさんある。

中小企業は彼らとしての勝負の仕方があるわけで、その謙虚さと、賢い目を持っている人たちはみな、マーケットの中で独自のポジションを築いているように見える。

 

一方で、年数が経つにつれ、自分たちを大企業のように錯覚してしまう瞬間がある。

どこかのターニングポイントで、きっかけが何であるのかは様々であるが、上に立つ人間が一度そういう風に思ってしまうと、それが日常的なところで少しずつ見え隠れして来る。

それが一番顕著に現れるのが「採用の場面」だと僕は思うのだけれど、はじめの謙虚さを忘れてしまうと、やっぱり外の人や若い人たちに対して傲慢になってしまう。

 

元の話に戻ると、採用の場面で自分たちが「選ばれる側」であるということを完全に忘れ、「選んであげている」というような心理状態になっているのかは分からないが、自分たちを受けてくれる人材に対して上から接してしまうことになる。

結果として周りから人が離れていくし、数年経った頃には会社の未来を支える人たちはみな、いなくなってしまう。

 

あなたの会社が接しているのは、イケている若手?イケてない若手?

色々な組織を目の当たりにしてきた中で、その組織をそのまま体現するのが、そこにいる若手である。

例えば、接する20代が「イケている若手」であり、「最近の20代は優秀だよね」と思える人たちに出会えているならば、それはその組織にいる30代や40代以降の人たちがイケているからである。

反対に、「今時の若者はちょっとね・・」と言い、「イケてない若手」にしか会えない組織であるならば、それはその組織の30代や40代以降の人たちがイケてないからに他ならない。

「最近の若者は、微妙だよね」という言葉は、そっくりそのまま「自分たちが微妙である」ということを形容しているのである。

上のような事実を受容した上で、自分たちはどうするのか?ということである。

 

企業は人なり。

その組織にいる人材が、その組織のレベルである。

いつ何時も、謙虚にありたいですね。