大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

経営者の頭のヌードを見せていただけるということ。

今日は顧問先の企業に1日中、居ました。朝の9時から夕方の17時まで。

新年度の経営方針発表会に招待されていたためです。

 

朝の9時半。

大阪府内の企業の一室で全社員を集め、社長自らの挨拶とともに2018年度の経営方針発表会が始まりました。

全員の社員が集まった前で話をしている社長を見ると、やっぱり経営者ってすごいなと思わされるわけです。

 

僕は経営コンサルの仕事をしています。

1年間この仕事をしてきて、社内の経営会議のみならず、会社のイベント事、例えばこのような経営方針発表会に呼ばれるのは2度目です。

ボードメンバーを集めての経営会議を除いて、2度です。

 

普通、経営方針発表会というのは社内向けのイベントです。

そこに社外の人が招かれるというのは、なかなか体験できないことです。

そこに招かれるというのは、要は「あなたはうちの会社の人ですよ」というメッセージと同じです。

 

経営発表会は、前年度の業績や、新たな1年として企業がどこに向かって行きますという、経営者の脳みそが裸になる場所です。

頭の中のヌードなわけで、そこを見ることができるのは、よほどの信頼感がなければ無理です。

他の取引先で招待をされている人はいません。

僕がすごいのではなく、その企業が、さらにいえばその社長がすごいんです。

 

僕は今日、その場所で30分間、今やっているプロジェクトに関して講義をしてほしい、と頼まれました。

全社員に向けてです。

ましてや、社長や、各事業部の方針発表は、1人10分程度です。

司会の方が「残り5分です」とか言っている中で、30分もの時間をもらうというのは、とても緊張する瞬間な訳です。

 

いくら中小企業とはいえ、ほとんどの人は僕より年上です。

平均はおそらく50歳手前とか、そのくらいです。

40代も、50代もいます。少ないですが、60代もいます。外国の社員の方も2割くらいはいます。

その中で、全社員に対して話をさせてもらえるというのは、僕の人生の中でとても貴重な経験でした。

 

何を学んだかというと、おそらく人生で、こういう経験をする機会というのは、そう多くはないのだろうということ。

一度この経験をさせてもらえたことと、ゼロとでは、これから先の僕の人生が変わるだろうなということです。

 

もう、半年もの付き合いになります。

1年間のプロジェクトに対して、彼らからすれば決して小さくない額のお金を預けてもらっています。

それに対して、僕らは何を提供できているのか?ということです。

 

それを考えて、今の仕事をしている人は、どのくらいるのだろうか。

はたまた、そんな経験をさせてもらえる人は、ほとんどいないのかもしれない。

だからこそ、プロとしてきちんと結果でお返ししたいなと思うわけです。

 

知れば知るほど、いい企業です。

素敵な出会いに感謝。

これからも、よろしくお願いします。

 

<追伸>

午後は、ホテルのビュッフェに招待いただきました。

そういえば、以前もディナーに招待いただいたな、と。

なんだかいい思いをしすぎな気もします。