大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

ライフ・シフト という生き方。 〜年金は、破綻しないのでは?説〜

2018年に生まれる赤ちゃんの2人に1人は、100歳を超えて生きる、という。

 

100歳までの人生設計 -- 朝日新聞GLOBE

今年(2018年)の元旦特集で、GLOBEという朝日新聞が運営するメディアの中で、書かれていた言葉です。

 

いま、医療やら介護やら年金やら、色々な社会問題が、今の日本国を包み込んでいると感じています。おそらく、多くの人はそうでしょう。

ただ、それらは何かこう漠然としているもので、どこに向かっているのかわからない、という世の中なのだと思います。

 

例えば、高齢者医療で言うならば、かつては「めでたい」とされた長寿が、現在は「長生きリスク」とされている。

そんな時代です。

 

世界的ベストセラー「ライフ シフト 100年時代の人生戦略」の著者のリンダ・グラットンは、

「教育・仕事・引退」という従来のステージに変わり再教育を受けたり、転職したりを繰り返す「マルチステージ」の人生を提案しています。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

つまり、人々にとっての「人生」というものが、変わろうとしているんです。

人生が変わるということは、今日の生き方が変わるということです。

 

***

 

先日、日経新聞に「長生き年金」の特集がされていました。今の時代に即した、新たな年金の仕組みの導入についてです。

その記事で書いてあったことは、年金受給開始を遅らせれば遅らせるほど、トータルでもらう年金受給額が増える、というものです。

しかし、それって本当に本質的なの?という僕の疑問。答えはありませんが、一定の仮説はあります。

 

このままの流れで行くと、年金が破綻することはありません。

だって、受給額を調整し、受給開始年齢が後倒しになるだけです。

 

最近、「働き方改革」というテーマに合わせて、シニアの労働環境について、色々な話題を目にするはずです。

人材会社を中心に、民間企業もそれを促進しようとしているはず。

「シニアの経験を活かして」という切り口から、「プロジェクト単位で参画」という切り口、

あるいは行政(要は国)が大々的に「70歳まで働ける企業!」というプロモーションも行なっています。(それを売りにしたPRをする民間企業もありましたね。)

 

これからの企業戦略は、toB / toCを問わず、この「ライフ・シフト」を中心にした打ち出しをいかにするか、というところにかかっています。

「良く生きる」にひもづく形で、あらゆるサービスが展開されて行くはず。

 

さて。

いま20代の僕らの40年後、どんな未来が待っているのでしょうか。

何かしら、一つでもいいから、作る側で関わっていたいなあと思ったりします。