大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

「自分の強みを活かす」という発想からスタートする就活は、違うと思う。

就活において、よくある質問トップ3のうちのひとつが、

「あなたの強みはなんですか?」

というもの。

でも、これって結構違和感があるよね?ということを最近、考えています。

 

と、いうのも、とある就活生と話をしている時に、

「自分の強みがわからない」

というような話をしていて。

 

なるほど。自分の強みってなんだろう?

と、ふと考えた時に、「いや、待てよ」と。

最近、僕らが企業のコンサルとして入っていて、その企業にとって新たな製品や価値を考える際に、「自社の強みはなんだっけ?」という思考からスタートするのは間違っているのだと、気付かされたんですね。

となると、これは個人も就活も同じだなと気付かされたわけです。

 

 

ツイートの引用ばかりで恐縮なのですが、要はそういうことです。

「自分の強みを活かして」という思考からスタートする発想自体が、もはや時代遅れなものなんですね。

 

勘違いして欲しくないのは、自分の強みを考えることをするなと言っているわけではありません。

企業においても、3C分析はもちろん大事なんだけれども、強み発で考える思考自体が「顧客起点」ではなくて「対競合起点」だということです。

そして、今の時代、その発想はナンセンスですよね、という話です。

 

今の僕が就活生ならば、

「我が社の強みは、こういうところです!」

と言っているような時代遅れの企業には行きません。

それよりは「私たちの会社は、市場からこれだけ選ばれています」とか「我が社の製品は、こういう理由で、これだけ支持されています」という会社の方が、断然いいのは一目瞭然なわけで。

 

視点をどこに置き、思考をしているか?

というのは、案外盲点だったりします。

 

というわけで。

どれだけマーケット起点で物事を捕まえることができるのか。

 

こと就活において「強みを活かす」というのは、あくまでも会社都合、閉塞的な視点です。

要は「ここの強みを伸ばして、うちの会社のコマになってね」というメッセージです。それが間違っていると言っているわけではなくて。

等価交換として、組織のコマになることは必要でしょう。

頭を使わないのではなくて、その事実をきちんと認識した上で、という僕なりのメッセージです。

 

yuto.hatenadiary.jp