大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

【就活体験記】内定先の最終面接と、その評価から内定承諾までのはなし。 〜内定の決定要素を教えてもらったこと〜

僕が内定先の企業から内定をもらったあと、内定承諾をするまでにだいたい2月弱くらいの期間がありました。

これはわりと長い期間で、普通は内定承諾までの期間は1週間〜10日くらい。場合によってはその日で、という企業もあるらしいです。(実際の僕の友人が、その場で内定承諾を求められたらしい)

僕の場合はというと、最終面接の時にその場で内定をもらったのですが、その際にその役員と話をして、待ってもらったんですね。

 

***

 

最終面接でその役員といろいろ話をして、そろそろ面接が終わるという時に、

「じゃあ、そろそろ終わろうと思うんだけど、君、これが最終面接って知ってた?」

と言われ。

「あ、一応なんとなく役員面接だとは思っていましたが、最終だったんですね!これで終わりですか?」

と聞いた。

「そうそう。私に決定権があるからね。笑」

と言われて、おー、まじか。と思いました。

 

役員「一応、内定は出すよ。いま、この場で」

僕「あ、ありがとうございます。(その場でもらった!すげー)」

役員「でも、まだ就活は続けたいんでしょ?」

僕「そうですね。自分が納得できるまで続けたいと思っています」

役員「それなら、君が納得できるまで就活をしたらいい。人事には僕から言っておくから。それで、いろんな企業を納得できるまで見て、それでうちに入ると決めてほしい。私は君と働きたいと思っているから」

僕「ありがとうございます。僕なりにやりきって、きちんと自分で決断したいと思います」

 

という会話をして、面接会場を後にしました。

 

自分自身が納得できるまで就活やっていいよ。いろんなところを見てきなさい。

と言ってもらい、後押しをもらったことは、すごく大きかった。

だから僕は、そのあと2ヶ月弱という期間、存分にいろんな企業を受けて、いろんなことを考えることができました。

 

少し余談ですが、実はその場で内定をもらえたことは、わりと珍しいらしい。

その日の夕方くらいに人事(というか、リクルーター的な人)から電話がかかってきて、

「ゆってぃくん!その場で内定もらったの!?それは珍しいと思うよ」

と言われ。そうなんだ!と思いつつ。

その時に「納得いくまで就活続けます」とその人事にも伝え、応援してもらえたのは大きかった。

(毎週のように電話がかかってきたのは、今では良き思い出。笑)

 

最終面接の評価と、内定の決定要素を聞いてみた

内定承諾までの期間、僕はいろんな企業を受けるべく、相変わらず東京で選考を続けていました。

その間に、幾度となく面談に呼んでもらい、本当にいろんな社員に会わせてもらったんですね。

リクルーターに恵まれていたこともあり(昨年度のMVP)、わりとエース級の社員や管理職の人(最年少マネージャーとか、法人営業成績何年連続トップの人とか)に会わせてもらえた経験は、すごくよかった。

本当に10人近く、面談したんじゃあないだろうか。うん。

 

ある時、人事部の中の東日本新卒採用部の責任者との面談があって。

何か聞きたいことある?と聞かれたので、その人が新卒採用部の責任者だったので、「僕の内定の決定要素ってなんですか?」と聞いたことがあります。

そのときに、上で書いた最終役員面接時の評価を教えてもらいました。(もちろん、学生の僕に言える範囲で、ということです)

 

その時のノートのメモ書きを見つつ書くと、

【最終面接の評価】

・総じて優秀

・周囲の人を牽引するエネルギーを持ちながら、周囲に配慮できフォローに入れる器用な方

・10代の病気の原体験から、奉仕や人の人生に対する関心がとても高い

・地頭もいいが、感性として優秀な感覚を持っている

【内定の決定要素】

・自分のあり方は持ちつつ、人に対して寄り添うことができる

・自分自身でPDCAを回せる人。仕事においても、自己研磨ができる人

というものが挙げられました。僕のメモ参照です。

 

あとは細かな点としていくつかあって、

・理系的でとてもロジカルである

・謙虚さ、礼節さはOK!

・自律的に自己研鑽ができ、人に対しての奉仕さを持っている

と言われました。

 

一方で、課題というかフィードバックも言ってもらうこともできました。

【課題感】

・ビジネスとしてのコミュニケーション能力はもっと引き上げられる

・まだ固さがあるから、初対面の人との距離の近づけ方を学ぶ

・いろんなキャラができるとなおいい

・多くの利害関係の中で調整する能力を鍛えてほしい

というのが、今後の課題です。おーっ、という感じですよね。笑

 

***

 

とまあ、これが僕の最終面接以降のはなし。

自分でスタートした就活は、僕自身で「よし、終わろう」と思えるまでやりきった後、いまの内定先の企業にサインした内定承諾書を郵送して幕を閉じました。

結局、就活もひとつの手段であり、また人生の通過点であると思うんです。

ただ、自分で納得するまでやったと思える経験は、僕の中で大事な糧として確実に残っています。

あの時の謙虚な気持ちは忘れずにありたいですね。

ありがとう。