大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

改めて自分の就活時代のES(エントリー・シート)を思い返してみた

(2018年1月追記)

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僕がつくった「ESファイル」というものがあります。

その名の通り、ES(エントリー・シート)をファイルに綴じたもので、僕がインターンシップ先で出会った17卒の就活生(僕と同級生。現在大学4年生)が実際の就活でつかったESをできるだけ集めて作りました。

 

18卒以下の就活生の人たちが、ESを書くときに「ふーん。ESってこんな感じで書くんだ」とか「先輩たちって、こういう企業を受けたんだ」とか、そんなふうに思ってもらえたら嬉しいなと。

加えて、同世代の就活生、17卒の同期の人たちが1年間がんばった就活があって、何かしらひとつ形にして残せるものがあったら嬉しいなと思い、このファイルを作りました。

 

もちろん、僕が実際の企業に出したESも、手元に持っているものは全てそのファイルの中に入っています。

受かった企業、落ちた企業、ESだけ通過したものなど、本当にあらゆるものが入っていて。

まあ後輩たちがどれだけ使うのかはわからないけれど、ひとついいものが残ったらいいなという想いのもと、同期に声をかけてESを集めた記憶があります。これが去年の10月くらい。

 

わりとゆるく書いた(と思う)僕のES

さて。

今になって、というのも2017年という年が明けて、18卒の就活解禁も目前に迫ってくる1月。

18卒の後輩たちの就活も、だんだんと熱気を帯びているのが、僕にまで伝わってきます。

そんな中、「ゆってぃさんのESを見ました」とか「なんでその企業を受けたんですか?」とか、いろんなメッセージをもらうようになって。

わりと前からそういうものはあったのだけれど、特に最近はES絡みの話をわりとよく聞く。

その場所で、社員の先輩たちがES添削も行なっているからだと思うのですが。

 

そんな中、最近になって改めて自分自身がESを書いたときのことを思い返してみると、なんと。ほとんど覚えていないんですね。

なんでだろう?と必死に考えているうちに気づきました。

僕、わりとゆるく(言葉を変えれば適当に)ESを書いていたんだと。。

 

適当にというのは手を抜いてということではないけれど、めちゃくちゃ必死に頑張って書いたとか、何度も何度もESを書き直しただとか、そういうことは一切なかった。

まあリアルなESを書き始めるまではいろいろ考えたりもしましたが、いざ書くとなると、「まあ、大丈夫でしょ」という感じでささっと書いていたんです。

自己PRも志望動機も、学生時代に頑張ってきたことも、もう全部自分の中に答えを持っていて、言うなればMacBookのWordに保存してあるので、それをコピペするか、手書きの場合はそれを書き写すか、ということをしていたんです。

 

そんな感じで書いた僕のESを、必死に就活をしている後輩たちが見ているのだと思うと、なんだか変な気持ちになって。

「それ、わりとゆるく書いたやつだから、あんまり参考にしないほうがいいよ」と言いたいくらいです。

 

というのも、そもそもESは誰かの書いたものを参考にして書くものではない。少なくとも僕はそう思っていて。

なぜなら、誰かの書いたものを見て参考にしすぎると、意識的にも無意識的にも、どうしてもそれに引っ張られてしまう。

人のESを見るなではなくて、まあ見てもいいんだけれど、「ふーん。そんな感じなんだな」くらいでいいんだと思うんです。

 

ESに対する考え方

最近だとこの記事にも書いたのですが、そして今まで何度も書いているのですが、あくまでもESというのは面接への切符であって、ぶっちゃけ一次をパスすればあとは面接なんです。

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一次試験というのはESであり、そして筆記試験であり、言うなれば「フィルター」なんです。

就活生時代の僕は、今よりももっとラフというか、就活を甘く思っていたのでしょうか。。(申し訳なかった・・別に舐めていたわけではないです、念のため)

「一次は落ちないし、面接まで行けば大丈夫」くらいに思っていた、ということです。

だから、読んだ人が「おっ」と思ってくれるような内容を(もちろん僕自身の言葉でちゃんと丁寧に)書いていて。

それで十分だったんです。ESや筆記試験に割く時間もパワーもなかった。。

必要最低限のパワーでESはさらっと終わった、という感覚です。

 

いまなら、もう少し真面目な回答をするような気持ちもあります。

やっぱり、丁寧に書いた文章や、読み手のことを考えた文章というのは、読んでくれる人にきちんと伝わります。

 

一方で、たとえば僕の場合だとたぶん30社近く実際にエントリーをし、20社以上はESを書いたはずなんですね。

20社とか30社とか、そのすべてに1社ずつのESを書くというのは、もちろんできるならそれでもいいのだけれども、少なくとも当時の僕にはできませんでした。言い訳っぽくてすみません。

これから数十社と受けることになる就活生は、もちろんちゃんと丁寧に書くという前提のもとで、あくまでもES(や筆記試験)は一次である、という概念は持っていたほうがいいと思います。

一次試験をやっとの思いでパスしても、そこからリアルな面接が通ったぶんだけ待っているわけです。むしろそこからが本番なわけで。

 

要は、バランスです。

就活全体を見て、自分自身でバランスをとることは、忘れてはいけない。

もちろん、思い通りにいかないこともあるし、むしろ思い通りにいかない場合の方が多いわけだけれど。

それでも、自分の就活は自分で手綱を握っているんだということを忘れず、ESを頑張るなら頑張る。筆記試験も頑張って勉強すると決めたなら頑張る。(逆も然り)

結局は自分自身がやりきったという、後悔しない就活をしてほしい。という、後輩たちへの僕からのメッセージです。

 

ここまで読んでくれて、ありがとう。