大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

おいしいコーヒーのいれ方(村山由佳著)シリーズ

 

突然だけれど、僕は村山由佳さんが好きだ。

正確にいうと、村山由佳さんの書く恋愛小説の世界観が、大好きだ。

 

あのどこまでも真っ直ぐな気持ち。くすぐったいようなやりとり。何か大切な宝物を見るような純粋な目(絵が書いてあるわけではないけれど、僕の中で浮かんでくるやつ)。

ところどころにアンニュイな感じが漂っていて、それでいてつまらないわけではなくて、そんな日常の中から切り取って描く恋愛観がたまらない。エロすぎないし。

 

というわけで、僕は10代の頃、近くの古本屋ではじめて村山由佳さんの本に出会ってから(確か中学生の頃)、貪るように彼女の書いた本を読みふけっていた記憶があります。

 

f:id:Yuto-K:20170103183416j:plainちょっと前に、家の本棚(の奥の奥のあたり)を片付けていたら、懐かしいシリーズが出て来たので。

 

『おいしいコーヒーのいれ方』は、村山由佳さんのライトノベル小説のシリーズ。

上の写真で行くと、一番左の『キスまでの距離』がシリーズの1冊目で、『優しい秘密』がシリーズ8冊目。

本当は9冊目と10冊目まであるのだが、僕の本棚のどこかにあると思う。。(ごめんなさい)

 

その代わりと言ってはなんだが、僕の大大大好きな『天使の卵』という小説もちょっとだけ紹介。

『天使の梯子』は『天使の卵』の続編というか、アナザーストーリー。

yuto.hatenadiary.jp

 

 僕の初恋像は間違いなくこの物語に出てくる、、、

yuto.hatenadiary.jp

 

***

 

さて。『美味しいコーヒーのいれ方』の一冊目は、『キスまでの距離』という本。

高校3年生になる春、父の転勤のため、いとこ姉弟と同居するはめになった勝利。そんな彼を驚かせたのは、久しぶりに会う5歳年上のかれんの美しい変貌ぶりだった。しかも彼女は、彼の高校の新任美術教師。同じ屋根の下で暮らすうち、勝利はかれんの秘密を知り、その哀しい想いに気づいてしまう。守ってあげたい!いつしかひとりの女性としてかれんを意識しはじめる勝利。ピュアで真摯な恋の行方は。 

というのがこの本のあらすじ。(本のあらすじより抜粋)

 

なんだろう。もうこの話だけで、すごく良い。

今年は映画『君の名は。』が広く流行したけれど、やっぱり10代の頃の恋愛のピュアさというのは、とてもいい。痛いくらいに真っ直ぐで、どこまでも純粋さが残っていて、という。

主人公の勝利(かつとし)は、かれんと付き合うことになるのだけれども、すれ違いっぱなしで、その愛おしすぎて想いが空回りするところとか。もう。うん。

当たり前の日常がここまで丁寧に描かれていることがまた、僕にとってはすごくリアルだった。

いいですね。

 

このシリーズは1994年からの連載だが、その時僕は・・・2歳だ。笑

そこから10年以上経って、こうして遠い街の僕がこの小説を文庫本で(しかも古本屋で)手に取って読んでいるというのは、なんとも不思議な感じがする。

著者の村山由佳さんは、1993年に『天使の卵』で小説すばる新人賞という賞をとって、作家としてデビューしている。
(その当時僕は1歳なわけで、そしてその時に書かれた『天使の卵』という小説が10代の僕にとってこれほど大きな存在になるとは。)

きっと彼女はすごくピュアな心を持って、10代にしか見ることのできない景色を見ていたんだろうなあと。そうでなければ、これだけ真っ直ぐな小説は書けない。と勝手に思っています。

 

この本のあとがきに、

活字を追いながら、我がことのようにドキドキして頂けたなら、それほど嬉しいことはありません。

コーヒーも、小説も、同じこと。

要するに、「おいしいか・おいしくないか」、それだけのことなのですから。 

というふうに書かれています。

10代の僕にとっては少しだけほろ苦いコーヒーだったなあ。

今ではそのコーヒーのおいしさが、少しはわかるようになっているだろうか。

 

ありがとう。

 

***

 

キスまでの距離。 

おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)

おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)

 

 

 天使の卵。僕は文庫本とハードカバーの両方を持ってます。

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

 
ヘヴンリー・ブルー 天使の卵 (集英社文庫)

ヘヴンリー・ブルー 天使の卵 (集英社文庫)

 

 

<追伸>

『おいしいコーヒーのいれ方』のサイトがあったのでご紹介。

村山由佳の「COFFEE BREAK」