大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

言葉に想いを乗せて届ける。

 

年賀状は、贈り物だと思う。

 

というコピーがあった。

有名なコピーライターである、岩崎俊一さんのボディコピー。

 

あなたがいちばん好きなコピーは何ですか?

と聞かれれば、僕は迷わずこのコピーを挙げると思う。

(実際に、就活でかの有名な大手広告代理店の面接の際に、そう答えた)

 

年賀状は、贈り物だと思う。

そのあとには、こう続く。

たった一枚の、小さくて、うすい紙。

それが年賀状です。

そこには何も入らない。

指輪も、セーターも、

シャンパンも入らない。

でも、そこには、あなたを入れられる。

あなたの気持ちを、

あなたの言葉を、あなたの表現を

入れることができる。

だから年賀状はすばらしい。

そう思いませんか。大切な人のもとへ。

一年で、いちばんはじめに

届けられるプレゼント。 

 

僕はコピーライターじゃないから、このコピーが広告としてどんな風に作られて、どんな意味を持っていて。というようなことは、よくわからない。

けれど、純粋にすごく綺麗なコピーだなと思うんです。

言葉として、綺麗なボディコピー。

 

思い返せば、僕は昔からコピーを見るのが好きだった。

言葉が好きだったからなのかもしれない。

たった一行で、人の心を動かすことができる。

 

でも不思議と、コピーライターになりたいとか、広告代理店で働きたいとか、そんな風に思ったことは一度もなかった。

それはまた自分にとって、少し違うような気がしていたから。

やっぱり将来、文章を書く仕事をしたいという漠然とした思いがあって、だからこそはじめは、少なくとも文章を書くことを本業にした仕事ではないところで働きたい。というような思いがあったのだと思う。

 

と言いつつも、僕が大学時代にインターンシップをした企業はクリエイティブの会社だったし、上司はコピーライターでした。

本当につくづく不思議なご縁ですけれど。

その中で、多少なりとも僕なりにわかったことは、やっぱりどこへ言っても「言葉」を大切にして仕事をすることには変わりはない。ということ。

自分の中の想いがあって、お客さんがいて、結局は自分が何を、どんな風に相手に伝えるか。

言葉に、どんな想いを乗せて届けるのか。

「言葉こそがあなたの武器です」という言葉があるけれど(最近刺さった言葉です)、本当にそうだと思う。

どんな仕事であっても、きっとその根っこは変わらない。

と思いつつ。