大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

オムライスとカキフライ。

 

以前に、ファミレス(と、人に温もり)について書いたとある記事がある。

「深夜0時のファミレス」というのが、そのタイトルだ。

yuto.hatenadiary.jp

その日は確か、東京から飛行機で帰ってきたその足で、深夜のファミレスに行ったんだっけ。

そんなことをふと思い出した。

 

ついこの前も確か、そんなことがあった。

その日は僕にとって良い1日で、朝から出っ放しのまま、気づけば夜になっていた。

いろんなことが僕の中を巡っていて、何となくそのまま帰る気にはなれずにいたときに、ふと連絡が入った。

 

「いまどこにいるの?」

何となくぶらぶらしていることを伝えると、

「今から、夜ご飯に付き合ってくれない?」

と言ってくれて。

ふと時計を見ると、夜の11時を回っている。

こんな時間から近くで開いているお店は、ファミレスか居酒屋くらいしかない。

じゃあ、ファミレスで。

ということで、近くのファミレスに足を運んでみる。

 

深夜のファミレスには、やっぱりちらほらと人がいる。

大抵は何人かでテーブルを囲んでいて、カップルらしき男女もいれば、友人と一緒に勉強をしている人もいる。と思えば、向こう側には仲間と盛り上がっている、大学生と思わしき人たちもいて。

相変わらず席が決められない僕なのだけれど、いつかはちゃんと「この席に座ろう」と言える大人になりたい。

そんなことを考えたりしながら、席に着く。

 

その日は、夕ご飯を食べていたので、あまりお腹が空いていないと思っていたけれど、気づかなかっただけかもしれない。

実際お店に入って席に座ると、急にお腹が空いてくる。

誰かとご飯を食べるということの暖かさは、やっぱりいちばん素敵なことなんだ。

もちろん、一緒なら誰でもいいというわけじゃあない。

どうでもいい人とご飯に行くくらいなら、一人で本を読みながら食べた方がよほどいい。

 

メニューを開いてみると、開いてすぐのページに載っている、オムライスとカキフライのセットが目に入る。

即決で、それに決める。

どうやら、季節限定のメニューらしい。初めて目にする。

 

僕はオムライスがとても好きで、その何日か前にも美味しいオムライスを出すカフェにご飯に行ったのだけれど、やっぱりここでもオムライスが食べたくなる。

ましてや、カキフライがふたつ乗っているオムライスなんて、食べないわけにはいかないだろう。この組み合わせを考えた人は、きっと人々が無意識的に食べたいと思っているものを作ることが上手な人なんだ。

なんてことを思いながら、何気ない顔をしていたけれど。うん。

 

やっぱり、深夜のファミレスはいいもの。

そこにはいつだって人がいるし、人がいるという温もりを感じることができるから。

まして、そこに行くのがひとりじゃないならば、もっといいものだ。

ホッとできる人とご飯を食べたり、話をしたり。

そういう、何気ない時間を過ごすことが、僕にとってどれだけ大切で素敵な時間かということは、あまりにも言葉にするには難しいのだけれど。

少なくとも僕には、大事に思えたりホッとできる人がいて、そして恵まれたことにたくさんの時間を共有することができている。

その一瞬一瞬が、とても大事なものなんだって。

そんなふうに、思えるから。

 

ファミレスを出た後は、コンビニで買ったコーヒーを飲みながら、いろんな話をした。

ちょっとまじめな話から、他愛もないことまで。

深夜には、美味しいコーヒーが飲めるカフェが開いていないことが、ちょっと残念だけれど。

つい夜からコーヒーばっかり飲んでいると、眠れなくなってしまうので気をつけなきゃ。まあ、ちょっとだけなら、大丈夫か。

 

そんなことを書いているうちに、夜の1時を回っている。

今日は深夜のファミレスには行かなかった。そう頻繁に行くものでもない気がする。

暖かい紅茶でも飲んで、今日は寝よう。眠れるかな。

おやすみなさい。