大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

とある人事との、1年前の素敵な出会い。〜人事と学生の関係が終わった先に、続くご縁がある〜

 

僕が大学3年生の頃に、就活生を含む大学生に関わり始めたときから約1年間にわたって、お世話になっていた社会人の方がいます。今日はその方と、僕を含む3人でご飯を食べに行くという素敵な時間を過ごしたので、ついブログに向かっています。

僕がその方と大学3年生の頃にイベント最初にお会いしたとき、その方はある企業の人事をしていました。

 

僕は大学生活、不思議なことにたくさんの社会人の方にお会いする機会に恵まれました。学生や企業に関わることをしていたわけではなかった時代ですら、企業のコーディネーターから始まり、リアルなビジネスをする立場で経営者に会ったり、企業の人と仕事をしたり、あるいは学生という立場で人事に関わったり、ということをしてきた。特に、それこそこの1年間やってきたインターンシップを通しては、たくさんの企業人事の方、社会人にお会いすることができました。もちろん、僕自身の就活を通しても、です。

そしてそれらの出会いというのは、僕自身が強く望んだものではなくて、本当にひとつのきっかけから自然に繋がっていったご縁です。だから、不自然な出会いは今に繋がっていないし、お互いにとって自然な出会いだったきっかけが、今の僕らに繋がっています。

 

この4年間、何十人、いや何百人とたくさんの大人に出会ってきた中で、僕が初めて「この人の話をもっと聞きたい!」と思った人。自分からアポイントを取って、企業まで足を運んで話を聞きに行った人。というのは、実は1人しかいなくて。

それは僕が人に会いに足を運ぶのが嫌だったとか、自分からアポイントをもらうことが嫌だったとか、そういったことではなくて。特にちょっと前までの僕は、自然な出会い以外は出会いではない、と思っていた。特に大人の方は目上の方が多いわけですから、言い方はあれですが、自分よりも格上の人に対して不自然な出会い方をするくらいなら、自分一人で実力を磨いたほうがいいと。出会うべき人というのは、自然と出会いのきっかけが作られるようになっているんだと。

その中で僕はただ、その1回の出会いを1回で終わらせるのではなく、ずっと続くご縁にできるように、自分のすべきことを淡々とすることなんだ。そんな風に思っていました。

だからこそ、「あ、この人だ!」と思って自分から時間をもらって、話を聞きに行った経験というのは、すごく鮮明に心に焼き付いています。

 

上場会社の1社。駅前徒歩2分という一等地にある、すごく素敵なオフィスに一人で足を運んだこと。少し早く着いてしまい、1階に入っているコンビニで、コーヒーを買って時間を潰したこと。1階のエレベーターを探すのにわりと戸惑ったこと。そのオフィスビルはいくつかの企業が入っていて、エレベーターから降りたあと、その企業を探すのにウロウロしたこと。

セキュリティが厳しく、入るときにチェックを受けたり、誓約書にサインさせられたりしたこと。

まずは当社の説明をしますね、といって、上場企業だったその会社の売り上げとか規模感とか、(いい意味で!)ほとんど意味がわからない説明を受けたこと。

話を一通り聞き終わって、人事だったその方と一対一でいろいろな話をしたこと。

この1時間だか2時間だかを通して、やっぱりこの人は面白い!人事としてもそうだし、何よりも人として、初めてこういう人にあったな、って思ったこと。

企業説明の話が始まって少しして、あ、僕はこの企業には合わないwと思ったこと。笑

その中で、僕の同級生の中の彼(天才くんがいるんです。行く行かないは置いといて、ぜひ話してみてほしいと思った。)なら、この企業につないでみたい!と強く思ったこと。

 

そして何よりも印象に残っているのが、アポイントを終えてエレベーターまで見送ってくださって、その方が90度のお辞儀をして、僕を見送ってくださったこと。

それはもう本当に衝撃的で、それまでの話とか何よりも、社会人として、そして人としての圧倒的な経験の差を見せつけられたような気がしました。僕はそれ以降、ビジネスの場で人にお辞儀をするときは、90度のお辞儀をするようにしているんです。誰かを見送るとき、それはエレベーターでも車でもタクシーでも、深々とお辞儀をしよう。そう心に決断したのは、あの瞬間でした。

 

そんな出会いから1年。僕は、その方に本当にたくさんのものをもらいました。

人事として、たくさんアドバイスももらった。社会人として、厳しくも愛のある声をかけてもらって、たくさん助けてもらったと同時に、成長させてもらいました。

個人として、自由に生きて行くこと。自分の考えを何よりも大切に、謙虚に、そして丁寧に人と接すること。個人として大切にすべき家族のこと、思考のこと、生き方のこと、愛のこと、パートナーのこと。

たくさんの学生の方と関わっていらっしゃる一方で、どこかで僕のことを、すごく認めてくれている。勝手ながらそんな気がしているんです。

たくさんの時間を共有させてもらう中で、その時間を持てただけでもすごく大切な財産なのに、それ以上に多くの学びと気づきをもらうことができた。僕の大学時代の、そしてそれはこれからもずっと続くであろう、素敵な出会いです。

一人事と、一学生の関係が終わった先にも、続いて行くご縁があるというのは、本当に大切なものです。

これからの人生も、よろしくお願いします。

たくさん書きたいことはあるのだけれど、もうすぐ0時を回るスタバが閉まろうとしているので、一旦ブログを閉じたいと思います。

ありがとう。