大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

ESでは、自由記述欄こそ、勝負。〜細部にこだわりを持とう〜

ES(エントリーシート)を書いていたり、あるいは最近は多くなっていますが、プレエントリーシートやWebで提出するESを書く際に、

「自由記述欄」自由にお書きください。

という欄があることがあります。

 

僕の受けたマスコミ系(新聞社)のESは、手書きで、A4用紙3枚書かされた後に、4枚目に「自由記述欄」がでてきました。もちろん白紙で、そこには「自由に自己PRを書いてください」と書かれています。

  

散々今まで「志望動機」とか「自己PR」とか、「我が社の企画で最も興味のある分野はなんですか」とか、3枚にもわたって書かされてきた後に、4枚目に白紙が出てくるわけです。

そこで、それまで以上にこだわった内容を書くことができるか。1枚白紙の紙を、全部埋めきることができるか。書類選考では、そういったところが見られています。

 

ESや履歴書というのは、手書きなら特にそう。

何を見ているのかというと、内容はもちろん見ているんだけれども、細部に対するこだわりを見ているんです。

否。ぶっちゃけ内容は、ほとんど見ていない。

内容ではなくて、手書きの履歴書ならば、字は丁寧かとか、写真は曲がっていないかとか、空白は全部埋められているかとか、面接官はそういったところを見ています。

内容は見ないのか、と怒られそうですが、何百枚何千枚、企業によっては何万枚ものESを、中身まで全部見ていたら、来年になってしまいます。

 

もちろん中身は大切。なぜなら、面接まで選考が進んだときには、そのESの内容をもとに面接をしていくので、もちろん中身を磨くことは大切なのだけれども、まず書類選考を通過したいのならば、細部に対してこだわりをもちましょう、ということです。

 

特に、上で書いたように、白紙の自由記述欄があったりすると、多くの学生はそこを一番手抜きして書いてしまう。

まあ、自由記述欄以前はきちんと書いたし、余白部分に関してはこんなもんでいいか。とラフに書いてしまう人から順に、落とされます。

志望動機や自己PRというものは、みんなある程度準備してくるから、ある程度は書ける。

だからこそ、履歴書では見た目が大切になってきます。こだわりですね。

 

見た目じゃなくて、中身が大切!

だという正論を述べる人も多いはずですが、見た目が悪ければ中身は見られないというのが現実なわけで。

例えば仕事において、顧客セッションで資料を提出するときに、その資料のクリップがずれていたら、中身は見てもらえませんよ、と。それと同じこと。

 

書類選考では、書類があなたのすべてなんです。

 

私は字が汚いから、手書きのESはやめるべきだ、という人もいますが、それは単にあなたが丁寧な字を書く練習をしなかった、ということです。それ以上でもそれ以下でもない。

綺麗な字を書く必要はなくて、でも、丁寧に字を書いているかどうかは、読み手はすぐにわかります。

あなたはそれを、一社会人になった後も主張しますか、ということ。

ビジネスパーソンとして、当たり前の話をしているだけです。

 

特に最近では、ESを出す前に「プレエントリーシート」といって、WebでプレのESを提出することも多いですが、それこそこだわりを持って書くべきです。

なぜなら、ほとんどの人は、プレだからいいか、といって適当に流すから。

一方で、通る人というのは、そういった一つ一つに対してきちんと接する。むしろ、そういう細部で差がつくと知っている人たちの中で、どうあなたを売り込んでいきますか、ということです。そういう世界で勝負していくんです。

 

たかが履歴書です。たかが書類。

 

でも通る人と落ちる人の間には、明確な差があって、どこを受けても書類で通る人と、どこを受けても書類で落ちる人に分かれます。

 

翻って、僕自身、細かなところに対して、常にこだわりを持っていられたかと言われると、わかりません。できないところが多かったからこそ、落ちた企業の方が多いのかもしれない。

就職活動を通して、そういったところに気づかせてもらえたことは、僕自身の大きな財産だなと。そう思うわけです。

もっともっと、細部にこだわれる人間でありたいですね、

ありがとう。

 

 

(2018年1月追記)yuto.hatenadiary.jp

 

【こんな記事も読まれています】

yuto.hatenadiary.jp

yuto.hatenadiary.jp