大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

「話す」には5段階のレベルがある。

 

僕の師匠は、サラリーマン時代、営業のプロ。

営業軍隊の大手部隊をマネジメントする、という超最強のビジネスパーソン。

 

その師匠が営業マンとしてすごいのは、「話す」ということに関して、ものすごいプロフェッショナルだから。

 

話す相手が誰なのか。玄人なのか素人なのか、男性なのか女性なのか、年齢層はどのくらいの人で、どんな価値観を持っているのか。

どの企業に勤めている人で、決裁権を持っているのか。持っていないなら、持っている人との関係性はどうなのか。どういう伝え方をすればいいのか。

 

すべての状況と背景を踏まえた上で、その人に最も伝わる言葉と伝え方で話をする、という本当のプロフェッショナルなんですね。

もう本当に、本当にすごい。

 

上に挙げた例はほんの一例で、あらゆる条件を同時に踏まえた上で、適切な「話し方」を選択する技術は、熟練の営業ビジネスパーソンにしかできないもの。

僕も最初彼と話をした時、彼のすごさは全くわかりませんでした。

 

普通のおじさんだと思ってましたから笑

 

でも、話をし、僕の上司が指導を受けているのを見て、さらには僕自身が指導をしてもらう中で、じわじわとその凄さがわかってきました。

と言ったら、お前は1/100しかわかっていない、とか言われそうですが。。

 

その師匠と定期的に飲みに行く機会があるのですが、1回飲みに連れて行ってもらうたびに、僕の人生が大きく変わるほど影響を与える価値観を入れてくれます。

 

これは僕が昨日話を聞いた中で、最も刺さったことをひとつ。

 

 

「話す」には5段階のレベルがあり、普通の人は3段階目までしか考えない。

師匠が言うには、「話す」というものには、5段階のレベルがあると。

 

1つ目は「言う」。言葉を発言することです。

2つ目は「聞いてもらう」。相手がいるという状況下では、相手は話の内容がわかっているいないは関係なく、聞いてもらう事は可能だと。

 

そして3つ目が「理解してもらう」というフェーズ。

相手に対して適切な伝え方をし、わかってもらう。理解してもらう。

普通の人が話をする時に考えているのは、この段階まで。

 

そして4つ目が「共感してもらう」。

共感値を作る話し方、伝え方をする人は、少数ですが一定数はいるはずです。

僕もこの「共感値を作るように話をする」という事を、今まで学んできました。

 

僕は今まで、この4段階の中でのみ、自分の「伝える」というものを捉えていなかったのですが、

さらに5段階目に「行動してもらう」というものがあると。

 

これはもう衝撃ですよね、本当にこの一言で人生が変わりました。

 

「行動してもらう」ように話す、なんて考えた事ないですから。

普通の人は、そこまで考えて話をする事なんてないですよね。

 

でも、その「行動してもらう」話をする人の最たる例が、政治家です。

それも、ものすごくピンの政治家ですね。

共感すらできない政治家も多いですから笑

 

相手の理解の網目、ラダーを適切に理解し、その細かさで「伝える」。

その目的は共感値を作った上で、相手に行動してもらう、というもの。

 

ビジネスパーソンとして、実は最も大切な考え方の一つだと思います。

いま知る事ができて本当に恵まれているなぁと思いつつ、僕がこのレベルまで到達するには、後何年かかるのでしょうか。。

 

出会いに感謝、ありがとう。