大人の少年で、僕はありたい。

コンサルのお仕事やっています。 このブログには、自身の経験からくる「大学時代」と「就職活動」、そして10代の頃に知りたかった社会のリアルを書いています。

一人で立っていられない者同士が寄りかかり合うのは、「恋愛」ではなく「依存」である。

大学生になって、ほとんどの人が「自由」を手にする感覚を持ったと思います。

僕もそうだった。

自分で自分の生活の大半をマネジメントし、自分が思った通りに使える自分の時間が、生活の大半を占める。

 

要領よくやれば、無難に卒業することができ、「大卒」という肩書きが自動的に手に入る世界は、今の日本のシステム上、自然なことなのかもしれません。

 

その中であっても、4年間のほほんと過ごすわけにはいかない。その事実に目を背けたくなる中で、大学生であるというリミットが近づいてくる感覚もまた、多くの人が感じるものなのではないでしょうか。

 

大学生活も後半になって、就職活動がそう遠くない未来だと気づき始めると、よく「自立」という言葉が僕らの周りで聞こえ始めます。

 

自立。

 

大学を卒業し社会に出たら、自立しなければならない。

とか、

経済的にも精神的にも、自立して初めて大人になる。

とか、

会社選びの軸は、5年先10年先の未来に、自分の力で立っていられる力がつくような環境を選びなさい。

とか。

 

少なくとも僕が大学3年生の夏になる頃には、同級生の周りではこんな話がたくさん聞こえてきました。

その中で僕は、「自立」って一体なんだろう?ということを考えて考えて、いま大学4年生の夏を迎えようとしています。

 

 

 

人は一人では生きていけない。

これは誰もが薄々気づいている事実。

 

薄々といったのは、本当の意味でその言葉を理解している人が少ないように思えるから。

翻って僕自身はどうなんだ?とも思いますが、それはもう日々の中で自身に問い続けるしかない、と僕は思っています。

 

大学時代に初めて、家族以外の誰かと寄り添い合う、ということを経験しました。

そして多くの人にとっても、大学時代はそのスタートなのかもしれません。

 

その中で学ばされた、最も大きな価値観は、やっぱり「自立の大切さ」ということです。

自立というのは、自分の人生に対する自立、ということです。

いかに自分自身の人生に対して、自分で歩むことをしているか、ということ。

 

僕自身の経験もそう、周りの大学生の在り方を見てもそう感じます。

自分一人で立っていられない者同士が寄りかかり合うのは、「恋愛」ではなく「依存」だということ。

 

まずは、僕自身が、強くならなければならない。

 

そしてこれは恋愛だけではなくて、就職であったり、あるいはその先に組織の中での働き方であったり、あるいは起業のときかもしれない。

僕らの人生における本当に多くの場面で、まずは自分ありきである、ということ。

 

すごく深く、難しいものだと思います。

そして、すごく厳しい。

 

もちろん自分ありきということは、周りの人のことを考えないとか、大切な誰かを無視するとか、そういう意味ではなくて。

 

むしろ逆です。

自分自身の生き方の軸を持ち、自分の人生を自分で選択し、自分の足で歩むことに対して責任を持つこと。

その中で自分は一体何を、そして誰を大切にして生きるのか。を自身に問い続けることだと僕は思います。

 

せっかくこの世に生まれてきたのだから、自分の足で立って、自分の人生を歩みたい。

僕はそう思っています。

 

翻って、あなたはどうですか?

 

あなたにとって大切な人は、ふと気づいて振り返った時に、そばにいる人です。

 

ここまで読んでくれて、ありがとう。